外周フェンス工事で「大和塀」を作る機会を頂きました。通常は基礎にアルミフェンスといった目隠しが一般的ですが、和風のお庭と住宅に合うものはなかなか既製品にはありません。今回施工した大和塀にはお施主さん指定のこちらの板を使用しました。
これは木粉混合再生樹脂の芯材を高密度ポリエチレンでコーティングした板です。アルミではなく表面には細かい糸状の繊維片を幾つか残し、製材したての材木の質感を出しています。写真のように基礎となる土台部分は型枠ブロックを積み、そこに支柱を埋め込み、板を互い違いに張り空気が通う様な方式にしています。大和塀は、古いお屋敷や神社などでもよく見られますよね。もしかしたら、みなさんも1度は目にしているかと思います。着工前は垣根がありまして改修後はこんな具合です。
段差や角度に合わせて張り合わせを調整しました。
大和塀の端部は壁面となります。(ガラスブロックを入れました)
敷地内の建物と調和して趣がありますね。前の道路から塀を見ると角度によって見えたり見えなかったり、また正面からは全く中を見ることができないのでとても面白い感じがします。これから外構工事を計画されている方におススメのフェンスです。以上大和塀のご紹介でした。