先日、建物の解体工事を施工していたところ、地中埋設物が出てきました。
こちらです。どうも浄化槽のようです。
もともと浄化槽はこのような形で地中に設置されています。
新築当初は浄化槽を使用していたのですが、そのうち下水道が整備されて浄化槽が不要になったケースです。そして下水道へ切り替える際に浄化槽を物理的に取り出すことができず、埋設されたままの状態で今日まできたと思われます。今回のケースでは取り出したときに浄化槽内にコンクリートガラがめいっぱい詰められていました。
取り出した浄化槽
コンクリートガラ
その他ごくまれにですが建物下(地中)から建築廃材が出てくることもありますあ(瓦やタイルなど)廃材処分費を安くあげるため基礎の下に埋めてしまうとんでもない業者もかつてはいたのです。(今はそんな業者はいないと思いますが・・・)
浄化槽撤去後
地中埋設物が出てくることは稀です。しかし埋設物があるか否か、またどのくらいの量かは実際に解体工事をしないとわかりません。なので発見したらすぐに現地へ行き、何が出てきたか確認して業者とよく打ち合わせましょう。今回は解体工事現場で地中埋設物が出てきましたのでその事例としてご紹介させて頂きました。