今日は故人を偲び「仏導寺」へお墓参りに行きました。
大和市深見にあるお寺で、記録によると天文年間(1532年~1555年)に称念(浄土宗の僧)上人という方が創建したといわれています。このころといえば戦国時代の真っただ中ですね。戦乱の世にこの地域に住んでいた人々の安寧を願い建立されたのでしょう。
境内には大和市の重要文化財に指定されたものがいくつかあります。
そのうちの代表的なのがこの梵鐘で大和市内では最も古いとか。その他はお墓2件と仏塔1件です。
毎回お墓参りをするこの仏導寺の事について、「お墓参りと大晦日に除夜の鐘を突きに行くお寺」といった認識でしかなくもっと詳しく調べることを怠っていました。本寺に市の重要文化財に指定されているものが4つもあることも今回はじめて知りました。また調べた過程でその地域を開拓された地元名士の方々の歴史なども紐解くことができ面白いです。
建物を維持管理していくことは大変な努力がいることだと思います。先人達の残した貴重な文化遺産です。台風被害や地震などで建物が毀損しないことを願ってやみません。
大和市内にはこの仏導寺のほかにいくつかお寺がありますので、今後はそちらにも実際に足を運んで、より詳しく調べてみたいと思いました。同じ市内でもその場所によって違った歴史を感じ取ることができると思います。
私のような方がもしいらっしゃいましたら、是非普段お参りしているお寺について調べてみて下さい。お寺のことや地域の歴史を知る良い機会になると思いますよ。ご住職さんに聞いてみるのも良いかもしれませんね。
仏導寺山門