先日、私が父親の会社に入社したことを聞きつけた先輩から連絡がありました。直接携帯に電話があり、一瞬誰かわかりませんでしたが、私が新卒で入った建設会社時代の先輩でした。私が営業部で先輩が工事部でしたが、当時は私が新卒で入ったばかりということと現場と営業の意見の乖離があり、その先輩とは職場で何度もぶつかっていました。
私もまだ組織というものが全く分かってなく、また先輩の立場をあまり考えず直接的な言動があり、ますます意見が対立して溝が深まるばかりでした。
それから約20年。先輩は某パワービルダー系の執行役員になり活躍されています。連絡を頂いたあと、久しぶりに会うことになりました。私も新しい関係を築きたいということ、また久しぶりに会う先輩がどのようにして現在の地位を築いたかなど話たいと思ったからです。
実際に会ってみると、お互いに若いころにはない視点で話ができました。かつていた会社の中でのゴタゴタのようなことも、今となっては笑い話になっています。また先輩は今の会社でかなり地位を確立されているので自社商品の話にも説得力がありました。こんな形で再開できたことは本当にうれしいことで、また自分の今後にも大きく影響すると思います。
最後に先輩から「俺、昔と違うでしょ?」と言われました。率直に「昔と違いスマートな雰囲気になりましたね」と話しました。
お互いが将来に向かって「何か一緒にできることがないか」という思いが伝わった気がしました。その日のために「自分磨き」を怠ることのないようにしたいです。