お客様から洗面台が古くなったので見てほしいというご依頼がありました。さっそくお伺いしました。洗面台は日立製作所の80センチ幅の洗面台です。またこの洗面台はいつ頃設置されたかをお聞きしたところ30年以上前でよく覚えていないとのこと。この洗面台、間口80センチで両壁にピッタリと入っていますが、この洗面所へ入るところの入口は80センチもないのです。つまり設置した当初は先に洗面台を入れてしまってからあとで洗面所入口の工事をした可能性がありました。
洗面台自体の機能についてはもう少し頑張れる状態でしたがお客様より「洗面所を新しくしてしまいたい」というご要望から洗面台と内装を施工することになりました。幸いなことに洗面所の入口の間口はギリギリ75センチをクリアしていました。既製品では一般的なものとしては幅が750ミリ、それ以下では600、500というサイズになってしまいます。今回の場合は既存のものが800なので、750幅のものを入れたいところでした。そして入口に扉がありましたのでこれを一旦外して入れることにしました。計画段階では注文した洗面台が入るという計算でしたが、いざ品物が入ってくるとここにうまく収まるかと緊張しました。水道屋さんと入れる作業をしたのですが事はそうすんなりと行きませんでした。写真手前のレバーハンドルに当たったり、ミラーキャビネットの下の部分が障害になったりしました。しかしいろいろとありましたが最終的には何とか入りました。「あー、何とか入って良かった」とこころの中で一人ひそかに安堵したのでした。最後に入口の扉を復旧して無事完了しました。この工事では大工さん、内装屋さん、水道屋さん、電気屋さんが2日間にわたり入れ替わりのタイミングを図りながら作業をしました。
皆さんご協力ありがとうございました。