オーナー様から「自宅の玄関屋根を支える柱(木部)が腐食しているのでは?」とのことでご連絡を頂きました。早速現地を調査しました。脚立で見たところ柱と梁の組み合わさった部分が黒くなっていました。手で触っただけでは腐食度合いがわかりません。
マイナスドライバーでつついてみました。ちょうど柱と梁の重なる箇所をつつくと先が簡単に入ってしまいました。
こんな具合で上から見ると中がウロのようになっていました。早速修繕(補強)の打ち合わせをしました。幸いにも他の柱や梁は特に腐食していませんでした。ただし今回の腐食したところが柱と梁の交点になり、どのくらい腐食しているか検討もつきません。傷みがどの程度進んでいるか。最小限でおさまっていてほしいと願いつつ、部分的に柱と梁を交換してその他の部分は柱と梁の補強材(木材)を添えてそのうえで塗装することでオーナー様にご提案しご承諾頂きました。早速工事に着手し腐食部分をカットしたところこのようになっていました。
腐食部分を傷みが影響しないところでカットして部分交換しました。
赤丸部分が今回の腐食部分です。補強材を設置しました。また塗装ですが今回を機に色をオーナー様の意向により濃い茶に変えて塗装しました。
補強も終わり塗装も濃い茶で仕上げて完成です。オーナー様のchoiceで玄関前がかなり良い雰囲気になりました。お隣様(境界付近での作業でした)にもご協力いただきまして何とか完了しました。ありがとうございました。