先日蛍光灯からLED照明器具へ数か所交換した工事をしました。
その際電気屋さんと話しをしたのですが、以前から政府の省エネ推進や国際条約である「水俣条約」があり、一部大手照明メーカーの蛍光灯器具や水銀灯の生産終了を発表したことでLED化の波がここにきてさらに強まっているようです。
交換するための電球もそのうち店舗からなくなるかもしれません。
蛍光灯とLED照明
私も含めみなさんが使用している蛍光灯には有害物質である「水銀」が含まれています。私の住む大和市では家庭用に使用している蛍光灯は「燃やせないゴミ」の日に透明レジ袋に入れて無料で出せます。
ところが店舗や病院、テナントビルや公共施設などはどうでしょうか。
依然多くの蛍光灯が使われていますが、この場合
「水銀使用製品産業廃棄物」
という範疇になるようです。処分費用は「キロ当たり150円~」など照明の種類や業者によってまちまちですが、
この水銀を処理する施設が少ない状況で業者も電球を運搬するのにお金がかかり、まとめて運搬しないと割に合わないようです。
つまりどこかである程度の蛍光灯があつまるまで保管して、そこからまとめて処理施設へ運搬するのです。
産業廃棄物の処分ということで考えた場合、処分の量が少ないと返って高くついてしまうというわけです。
それでも正しく処分されないと環境汚染や健康被害に繋がる恐れがありますので費用の事ばかり言っていてはいけませんね。
とにかくLED照明も今はかなり安くなり、今後は生産されない蛍光灯や水銀灯は数が減り交換するにも高額になってしまうと思われます。蛍光灯が無くなる日はそう遠くなさそうです。
まだ今のところ家庭のゴミとしては無料で回収されていますが、こんな状況では近いうち有料になるかもしれませんね。