床下の補強工事

フローリングの経年劣化

フローリングなど床材の経年劣化は場所によって劣化度合いが違ってきます。全体が全く均一に劣化していくことはありません。家の中には玄関から各部屋へ行く動線があり、人が歩く場所がおおよそ限られてきます。例えばお部屋のコーナー付近を人が歩くということはそんなに頻繁には無いと思います。廊下もおそらく中央部分を歩くことが多いでしょう。また一日のうちに何度も出入りする場所としてはトイレ、洗面所、脱衣所、台所などの水回りです。この為その他の場所よりも早く劣化が進むことが多いです。こうした場合の修理の仕方としては「新しいフローリングを既存のフローリング(クッションフロアの場合もあります)の上から張る」「もしくは床下から補強する」この2点になると思います。しかし状況としてあまりにも劣化が進みすぎてしまった場合は「補強」という選択肢はなくなってしまいます。それこそフローリングを支える根太から交換しなくてはなりません。例としてシロアリの被害などで補強が間に合わない場合があります。

今回は大工さんと現場を確認したところ、床下からの補強によりあと数年は持たせられるという判断がありました。そのことでお客様へご相談した結果、新規にフローリングを張るのではなく床下補強で施工することになりました。

【床下の状況については】

  • 傷んでいる床の場所へ行くための入り口があるか
  • 床下に体を入れて作業ができるくらいの高さがあるか
  • シロアリ被害がないか
  • 施工部分まで這って行くことが可能か(配管や基礎等)

以上を確認してからお客様にご提案しています。

 

 

 

 

 

 

根太と根太の間に木材でしっかり補強

フローリングの部分的な劣化についての直し方はいろいろあります。お客様と打ち合わせのうえ最善の直し方をよく打ち合わせましょう。(例えば3~5年後くらいには大規模に室内改修工事を予定しているので今回は補強のみで様子をみる等)

大工さんが床下からしっかりと補強してくださいました。ありがとうございました。

 

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